最大の敵は、諦めだ。

タングスの雑記です。ブログ名は2011年のJRAのJCのCMから拝借しました。

【個人的名曲の手帳】proof/angela(2004)【蒼穹のファフナー第15話限定ED】

 2004年から既に17年も経つんですね…。

 古く唐代の詩人李白も、

光陰者百代之過客(訳:光陰(=月日)は行きかう旅人である)

という名文を遺していますが、ひしひしとこれを感じるあたり、私も年を取ったということなのでしょう。

 

 今回は2004年に発表されたangelaの『proof』を名曲にあげたいと思います。アニメ『蒼穹のファフナー』(1期)の第15話の特殊エンディングに使われた曲なのですが、発表当時はシングル『fly me to the sky』の通常版のB面にしか収録されておらず、当時はどのCDに入っているのか相当に探した記憶があります。現在ではベストアルバム等にも収録されていますので、入手難易度は格段に易しくなりました。

 

 

泣かせる歌詞のバラードになっていますが、サビ以降は結構盛り上がる楽曲です。アコースティック編成のオケの中で僕の一押しはサビに入ってくるホルンの音色。このホルンのメロディが自分の感覚とぴったんこなんですよ。

 

 よく聴くし、カラオケなんかに行った際もよく歌う一曲です。

勉強に於ける「ゴール」の設定

 ふとyoutubeを見ていると、「おすすめの勉強法」に関する話題がいくつかオススメに上がっていたので見てみた。すると、共通項として「過去問に早めに手を付け、その試験に於いてどの程度の問題が問われるのかを知ってから勉強するほうが効率が良い」という点が見出された。

 これは確かに一理ある。試験に合格する、試験でよい点数を取るというものを勉強のゴールとして設定するのであれば、この方法は非常にスマートである。問われる分野を中心に、問われる深度に合わせて勉強していく。実際のところ、人生は有限であるから、現代に於いてですら膨大な量の人類の叡智をすべて理解し、応用することなど出来ようもないのであるから、これが現実的な解決法なのだろう。

 

 ちなみに私は教科書や書籍、論文等々を参照する、「調べ学習中心型」なのだが、確かに試験の点数を費用対効果的に考えるのであれば、このやり方は先のやり方に劣る。但し、この学習法は理解度を深めやすいメリットもある。現在何が分かっていて、何が分かっていないのか、それを解決する方法を模索しながら日々を送る事も可能だ。

 

 がっちりと理解し研究や応用したいものなのか、そうでないのかで確かに自分も多少の勉強スタイルの違いはあるのだが、「過去問から」というのはこれまでに試したことのない方法だった。

 

 これから勉強することのゴールをどこに持ってくるのか。実はこれが最も肝要であろうと思う。

リアルウマ娘、だなあ。

 2021.9.4、土曜日の札幌5Rで、サイゲームスの藤田社長の馬「ドーブネ」が武豊鞍上でデビューした。

 本馬、ドーブネ(2歳牡馬)は、ディープインパクト最終年度産駒であり、藤田社長がセリで約五億円で落とした馬である。

(2021.9.5訂正。最終年度は誤りでした。最終産駒は2020年生まれの子が6頭いるそうです。ディープが亡くなったのが2019年だったのですが、最後まで頑張って種付けてたんですね。)

 


 鞍上は武豊武幸四郎厩舎の管理馬で、兄弟での来年のクラシック挑戦が見えてきただろうか。外から一気の末脚。強い勝ち方だった。

 

 藤田氏にとってはまさに「リアルウマ娘」。鞍上はレジェンド武豊。凄く豪華だ。

 

 本日、日曜日は豊さんは小倉2歳ステークス(GⅢ)に参戦し、こちらも藤田社長の所有馬デュガに騎乗予定。こちらもどうなるか、目が離せないところだ。

 

 

【個人的名曲の手帳シリーズ② 90年代の名曲】meet again / Laputa

 昨日紹介した楽曲とは全くテイストの変わる、ロックナンバーについて今日は書きたいと思う。

 今回紹介したい曲は『meet again』。歌っていたバンドはlaputaであった。ディスコグラフィーを参照したところ、1997年11月12日laputaのメジャー3rdシングルとして発売されていた。

 私が本楽曲に初めてであったのは、これが当時放送されていたアニメ、『金田一少年の事件簿』のオープニング主題歌として流れた時であったように記憶している。

 それから20年以上経って、私の頭のどこかにこびりついていたイントロやメロディーの楽曲を探し、それがこの曲だと分かった時は少々爽快感を覚えたのを覚えている。それだけ、このイントロやメロディは印象的だったのである。

 

 

 

 90年代の日本の音楽シーンは、良くも悪くも多くの音楽が「小室哲哉色」を帯びていたというのが私の持論であるのだが、本曲はそういった「世の中の流れには背いて」独自の音楽を貫いた感があり、個人的に非常に好感がもてる。

 

 調べてみると、このlaputaは名古屋を中心として活躍していたヴィジュアル系ロックバンドであったそう。90年代だろうが、サビは王道の四つ打ち。主旋律はメロディアスだし、ロックのビートも心地よく、適切なキーボードの音響効果がポイントで印象を決めていく。私は名曲だと思う。

 

 

 

 

 念のため補足しておくが、私は小室哲哉の音楽が嫌いではない。というか、むしろ好きな方だ。あの天才的なソングライターの曲も近々に取り上げたくなるような気がする。・・・あくまで気がするだけだがw。

【個人的名曲の手帳シリーズ① 80年代の名曲】心の瞳/坂本九

 他人に伝えようとする事で、自分の思っている良さがより深まって再発見できることがある。そんな自分に対する名曲の再評価、自分にとっての名曲の紹介をこのシリーズではしていきたいと思う。

 

 第一回は、作詞:荒木とよひさ、作曲:三木たかし、歌唱:坂本九という昭和のヒットメーカーが勢ぞろいして作られた『心の瞳』である。

 正直なところ、平成生まれの私はこの曲を「合唱のために作られた合唱曲」であると認識していたので、故・坂本九氏の持ち歌であったことを知ったのは最近になっての事であった。それだけ、『心の瞳』という歌は心を震わせるようなエネルギーを持っている。

 

 

 二度目になるが、これが収録されたのは1985年8月12日のことだった。ご存知の方も多かろうが、この歌を最期に、坂本九氏は同日発生した日本航空123便墜落事故に乗客として巻き込まれ、亡くなられた。

 ちなみにこの歌は1985年5月に発売されたシングル『懐しきlove-song』のB面に収録されており、これが彼の作品となったため、『心の瞳』は坂本九氏の遺作でもある。

 

 30年余りの時が過ぎ、小中学校の合唱コンクールなどではどこのクラスかが、必ずと言っていいほど選ぶほどの名曲として認知されているように思う。

 

 しかし、それでも私は時折坂本氏の独特な歌声に時々は癒されたくなるのである。

 私が生まれる前の話で、しかも乗務員が死に物狂いでそうはさせじと奮闘する中で起こってしまった飛行機事故(日本航空123便墜落事故)。

 二度と、このような惨劇を目にしたくはないものだ。

追悼・ミンナノヒーロー

 青天の霹靂とは正にこの事だろう。

 

 こっそりと応援していた競走馬、ミンナノヒーローが7/20の盛岡競馬第8レース競走中に開放脱臼を発症し、残念ながら手の施しようがなく、予後不良(安楽死)となってしまった。

 

 Twitterでは呟いたが、当初、出先で中継映像を見られなかった私は、「競走中止」と書かれた成績を見て嫌な予感がした。ウマ娘から競馬ファンになった自分にとってそれは、沈黙の日曜日の悲劇にあったサイレンススズカ、淀に愛され淀に散ったライスシャワー、そういった馬の怪我が場合によっては馬の生命を脅かす事をつくづく知っているからである。

 「そうでなければいいな…」そう思い、公式の情報が出るのを待った。日が暮れた頃だったと思う。NARの公式Twitterがミンナノヒーローの訃報を伝えた。ショックで言葉が出なかった。ただ「ああ……」とうなだれるしか。

 

 母父にオグリキャップをもつミンナノヒーローは僕の見る限りオグリキャップの様に可愛らしくて、岩手競馬に移籍してから、岩手の水沢競馬場で走ったレースではその強さを見せていた。2021/07/19段階で4戦して3連勝。2着が1回。連対率100%という強さだったのだ。

 

 訃報を見て覚悟を決めた僕は、中継映像のVOD配信を見た。彼の最期の勇姿を見るために。

 2021/07/20、盛岡競馬場の第8レース。左回りダート1400m。後から確認すると単勝1.0倍の元返し。圧倒的な人気を集め、ゼッケン8番のミンナノヒーロー。彼は走った。

 先行したミンナノヒーロー、逃げた馬を第三コーナーで捉え、第四コーナーで先頭に立つ。しかし、そこで彼の左前脚が悲鳴をあげたのが中継映像だけで分かった。思わず叫んだ。録画だと分かっていても、予後不良となった事が分かっていても。

 それでも、大怪我を負い激痛に苦しみながら、彼はジョッキー、つまり相棒を振り落とす事なく、静かに減速した。ヒーローは優しく賢い馬だったのだろうとその所作で感じた。

 まだ4歳の牡馬。まだまだ夢を見せてくれるだろうと思った彼はもういなくなってしまった。あまりにも悲しくて切ない…。

 

 ミンナノヒーローは僕にとってもヒーローでした。どうぞ安らかにおやすみください。

泣きたい時に見るアニメ、映画メモ①ファフナー関連のもの

 これはメモである。

 

 ヒトは、これは現代人特有なのかどうなのかは私ははかりかねるが、いっぱんに泣きたい時というのがあるようだ。

 

 私の現在思いつくまま泣きたい時に見るアニメや映画を羅列した。

 

1.蒼穹のファフナー Dead Agressor(一期)6話 『翔-ぎせい-空』(2004)

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蒼穹のファフナー 1期 翔子 6話

 有名な奴です。あれから17年も経ってるんですね。

 ファフナーの1期で初めて”特殊エンディング”が流れた話としても有名。実はこの要になるシーンで、実はBGMはワルシャワ交響楽団演奏のピアノコンチェルト(協奏曲)「翔子」がフルで流れているんですが、ご存知でしたか?作曲は斎藤恒芳先生。これは心が震える3分を味わえるのではなかろうかと思います。

 

 気になった方はレンタルショップとか配信サイトとかで是非とも見てみてくださいな。

 

2.蒼穹のファフナー Right of Left(2005)

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蒼穹のファフナー Right of Left

 これも有名ですね。2005年の年末に60分で放送されたアニメです。

 先のファフナー一期の前日談に当たる物語なんです(これだけで察しのいい方は察しが付く)が、後半の20分くらいは畳みかけるように涙々の展開です。

 これは泣いてしまいます。

 

3.蒼穹のファフナー EXODUS(二期第二シーズン)17話「永訣の火」

 これは1期から通しで見ている人しか分からないかもしれないですが、よくお世話になる泣けるシーンです。

 angela特殊ED、『愛すること』が流れるのもこの回です。

 

 

 

全ておススメです。今日はこの辺りで、ではまた。

今週のお題「一気読みした漫画」

 今週のお題「一気読みした漫画」らしいので、私の場合のも一つ。

 

 私の一気読みした漫画といえば、

最終兵器彼女/高橋しん

 僕が中学生だった頃、ハマった「セカイ系」の傑作です。当時、現在作家の友人の家で読ませてもらった結果、数か月後には中古屋で揃えて来ていた記憶があります。多分涙なしでは読み切れない名作。お読みになられていない方がいたらおすすめです。本作と同時期にアニメ『蒼穹のファフナー』のようなセカイ系の傑作を見て、いたく感動したことを覚えています。当時連載中だった『エルフェンリート』(岡本倫 作)も非常にドハマりしていた漫画で、新刊が並ぶ日に買いに行った漫画ですが、当時連載中だったので「一気読み」にはならないと判断し、今回は外しました。

金田一少年の事件簿/さとうふみや

 金田一少年の事件簿はここ1年くらいでドハマりして、古本屋やらで集めてきて一気読みした漫画です。現在も金田一一が37歳になった物語が連載中なので、気になるのですが、そちらは手を出せていません。

 金田一少年の事件簿は、月曜19時のアニメを見ていた世代なのですが、小学生低学年だった当時は「コナンの前の金田一は怖い」と一人ではなかなか見られませんでした。オペラ座館殺人事件とか六角村殺人事件とか当時は強烈なインパクトでねぇ・・・。

 大人になってからバーッと読んだ感じです。しかし、途中で単行本の形式が変わったりで、集めきれていないといえばその通りで、まだすべての事件を読んだわけじゃないんですよね。でもこの漫画は非常に面白い、と太鼓判を押せる作品だと思います。

 

 

 意外に連載中に手を出していて、「一気読み」に当たらない作品が多いんですよね。

 皆さんは何か一気読みされた漫画作品はありますでしょうか?コメント等でお待ちしております。

北海道の夏、北国の夏

 北海道にも実は夏がある。それも、ここ数年は蝦夷梅雨とよばれるモワッとした雨続きの梅雨様の天候も増えてきているように思う。

 北海道の夏の場合、大切なことは「夜を甘く見ないこと」である。北海道の夏は夜間の気温が20℃を下回ることもまったくもって珍しくない。装備と場合によっては命を落としかねない気温であることを認識していないと、アウトドア勢は痛い目を見るかもしれない。

 

 私は低体温症の恐ろしさを身をもって体験している人間だが、11月に札幌近郊(札幌近郊は北海道内では比較的冬暖かい事で知られる)のキャンプ場で、雪上キャンプをした所、低体温症になり、すぐさま仲間によって暖房設備の整った部屋に運ばれて一命を取り止めた経験がある。ちなみに低体温症になると、思ったように体が動かない、具合が悪い、「やばい、死ぬかも」という感覚に陥る上述通り体がうまく動かない)ので、十分な準備(例としては、アルミ蒸着の敷くマット、少なくとも3シーズン用の寝袋を推奨冬季ならばマットに加えて、4シーズン用を使うか、3シーズン用を二枚重ねて寝袋とする)をして、更にできれば2人以上でキャンプすることをオススメする。いざ、低体温症となってしまっては自ら動くことは大変困難であるから。

 

 したっけ、それではまた。

「負の数×負の数=正の数」を中学生に教える際の、ぼくの説明法

 一時期、こんなことを考えていたことがあったので、今日はそれについてまとめてみたい。

 

・もし、中学生に「マイナス×マイナスはどうしてプラスなんですか」と聞かれたら、どう説明できるだろうか。

 何気なく通り過ぎてしまう、中学校一年生の数学の話である。「負の数」の概念を教わり、その四則演算をするなかで出てくるのが負の数×負の数=正の数だ。考えていくうちに中々これが説明しづらい事であることが分かったのだが、私なりの解決方法は次の通りになった。

【タングス的な説明方法】

1.まず「負の数×正の数=負の数」を理解してもらう。

 これには、たとえ話を使う。

 例)1日に3個のバナナを食べるサルがいます。3日経つと、バナナの数はどうなっているでしょう?

  式)-3(個/日)×3(日)=-9(個)

  答え)9個減っている!

 これは恐らくおおかたの中学生が理解してくれるものである。

 勿論、掛け算では大人の方はご存知の通り交換定理が成り立つわけだから、(正の数)×(負の数)=負の数も成り立つのだが、中学校一年生相手の場合、この交換定理の理解が怪しい。そこで、もう一つ例を考える。ただし、交換定理が理解されている場合は例2のステップは不要と考える。

 

2.掛け算で交換定理が成り立つことを確認する

 

 例2)1日に3個の製品を作る職人さんがいます。この職人さんは毎日、3個を休みなく作り続けているのですが、では3日前の製品の量はいくつでしょうか。今ある製品量を□個とします。

  解法)職人さんが一日に作る製品=3(個/日)なので、3日前は、

    3(個/日)×(-3)(日)=-9(個)

    ここで、今ある製品量は□個なので、3日前の個数は、

    (3日前の個数)=□-9個

  となるだろう。ここで重要なのは、「かけられる数」と「かける数」のどちらが負の数になっても、片方が正の数ならば結果は負の数になっているということである。

 これを理解すれば、初等数学に於ける交換定理は理解されていると考えられる。

 

 

3.たとえ話も交えながら、例を用いて「負の数」×「負の数」の説明をする

 さて、ここからが本番(「負の数」×「負の数」=「正の数」の説明)である。私は次のような例を考えた。

 例3)1か月に一度、必ず500円借金をするA君がいます。ただしA君は一切借金を返していないとします。果たして、10か月前はA君の財産はどのくらいあったでしょうか?

  解法)借金いずれ返さねばならないマイナスのお金である事を考えると、式は単純で、

     -500(円/月)×(-10〔月〕)=5000(円)

   したがって、A君には10か月前には今より5000円の財産があったはずなのだ。

 

   こういった例を示すことで、(負の数)×(負の数)=(正の数)を中学一年生に説明できないか、と考えているのだが、特にこれまで中学一年生からこの説明を求められることもなく、私は生活してきたので、この説明は未だに使ったことがない。

 

 

 

 

 勿論これは数学的な証明ではないから、「いやいや数学的にはこう説明するのだ」という事もあるだろうと思う。

 あくまで学び始めの中学生がつまづいてしまった時の「イメージによる理解」のひとつと捉えて頂ければ幸いである。

 

 

 ではまた。