北海道にも実は夏がある。それも、ここ数年は蝦夷梅雨とよばれるモワッとした雨続きの梅雨様の天候も増えてきているように思う。
北海道の夏の場合、大切なことは「夜を甘く見ないこと」である。北海道の夏は夜間の気温が20℃を下回ることもまったくもって珍しくない。装備と場合によっては命を落としかねない気温であることを認識していないと、アウトドア勢は痛い目を見るかもしれない。
私は低体温症の恐ろしさを身をもって体験している人間だが、11月に札幌近郊(札幌近郊は北海道内では比較的冬暖かい事で知られる)のキャンプ場で、雪上キャンプをした所、低体温症になり、すぐさま仲間によって暖房設備の整った部屋に運ばれて一命を取り止めた経験がある。ちなみに低体温症になると、思ったように体が動かない、具合が悪い、「やばい、死ぬかも」という感覚に陥る(上述通り体がうまく動かない)ので、十分な準備(例としては、アルミ蒸着の敷くマット、少なくとも3シーズン用の寝袋を推奨。冬季ならばマットに加えて、4シーズン用を使うか、3シーズン用を二枚重ねて寝袋とする)をして、更にできれば2人以上でキャンプすることをオススメする。いざ、低体温症となってしまっては自ら動くことは大変困難であるから。
したっけ、それではまた。