最大の敵は、諦めだ。

タングスの雑記です。ブログ名は2011年のJRAのJCのCMから拝借しました。

すぎやまこういち先生の訃報をようやく受け止めて

 大作曲家すぎやまこういち先生(90)が亡くなられた事は恐らく多くの方がご存知だろう。

 

 私はすぎやま先生の訃報を受け入れるまで、1日ほどを要した。これは私にとっては親族の訃報以外では初めての反応だった。

 

 すぎやまこういち先生は、私にとって作曲・音楽の全般に於いて神様だった。

 

 すぎやま先生の訃報は私にとってもダメージが大きく、非常につらかった。先生のご逝去を悼もうにも、どうしてもそれを受け入れたくないような心情が私の中にあったのだ。

 

 世に言う「天才作曲家」というのはすぎやまこういち先生の方な方の事をいうのだろう。疑う方は先生の作品たちを聞いて見てほしい。

 

 すぎやまこういち先生が亡くなった、そう私が認識した時、すぎやまこういち作曲の名曲が脳裏を走った。ドラゴンクエスト天空の花嫁から『哀愁物語』である。



 『哀愁物語』はドラゴンクエストⅤで、パパスの手紙を読むシーン等に使われている、ゲームをプレイしていれば、目頭が熱くなってしまう曲である。

 

 そして、すぎやまこういち先生のこれまでの音楽活動、ドラゴンクエストⅫの作曲が遺作であるということから、この曲が浮かぶのである。

 

 『この道わが旅

 

 『この道わが旅』は皆さまご存知の通り、ドラゴンクエストⅡのエンディングテーマ。アニメ「ダイの大冒険」でもEDとして使われたようです。

 この美しく、勇敢な音色。これもすぎやまこういち先生にしか出せない音であると、私は感じています。

 

 挙げればキリがないのです。

 

 すぎやまこういち先生、沢山の名曲を、生涯にわたって作り続けた姿はとても私程度の凡人が真似できるようなものではない神業でした。

 すぎやま先生が亡くなったと聞き、非常に残念でたまりません。

 

 しかし、私の胸の中には、コンサートの度に先生に直々にして頂いた握手(とても暖かくてずっしりとした手であったと記憶しています)や、金管五重奏のコンサートでは我々聴衆と一緒の席に座られて、音楽を楽しまれていた姿(しかも私の目の前で)はあまりにも思い出深く、きっと忘れることがないでしょう。

 

 すぎやま先生のあまりにも早すぎる訃報は非常に驚きましたし、とてもとても悲しいのですが、どうぞ、天国で安らかにお眠りください。

 

 これまで、素晴らしい音楽をありがとうございました。

 

 ドラゴンクエストⅫの音楽が実質的な遺作であるとお聞きしました。すぎやま音楽をまだ楽しめると思うと、私は期待でいっぱいです。

 

 すぎやま先生、ありがとうございました。どうぞ、安らかにお休みください。

 

 私、タングスにとって、間違いなく、すぎやまこういち先生は神というべき存在でした。そんな神様とコンサート時に3度も握手をして頂いた上、金管五重奏のコンサートを一緒に楽しむことが出来た。これらは私にとっては一生の思い出です。

 

 ありがとうございました。